C-LOOP 公式ブログ

MASDEN BLOG

ワイヤレス給電を扱うWEBSHOP『マスデンストア』公式ブログ

ワイヤレス給電のいろいろ そのに

前回はメリットデメリットについて書きました。

cloopvvv.hatenablog.jp

 

今回は当製品で扱っている電波(周波数)が

どのような用途のもので、何に使われているのお話。

 

最初から結論を言うと

SuicaPASMO交通系ICカードに使われている

記録情報を扱う周波数を使用しています。

駅の改札から出ていたり自動販売機から出ていたり

スマホのタッチ支払い時にスマホ側から出ていたり

何ならスマホからたまに出ていたりetc…

現在の生活に直結してると言って過言ではない電波です。

 

用途的に電波が飛び過ぎてはいけないので

(前の人の支払い電波を後ろの人が拾ってしまうと困りますし)

必要な時に不便なく飛び過ぎず短距離で済む周波数です。

その代わり送れる電力は少なめ。

Suicaはわずかな電力で起動するICチップで入退情報を記録、

ウチの製品はわずかな電力で光るLEDのおかげで点灯しています。

昔ながらの白熱電球を光らせるにはこの周波数ではパワーが足りません。

 

もっと遠くへ電波を飛ばすなら高い周波数もありますが

今度は周波数が高いと電力が送れなくなります。

分かりやすい例として、スマホを充電するほどのパワーの

すでに一般化しているQi(チー)という方式。

 

周波数が低い分パワーは遅れますが、

その代わり距離がほとんど飛びません。

送る側→受ける側でアンテナがずれると電力伝送効率が下がるので、

iphoneは位置を磁石で合致させるMagSafeを採用してますね。

家にある充電器でも光りますか?とよく聞かれますが

光らない理由は『用途が違う周波数だから』なのです。

 

以前Qi方式でワイヤレスLEDが発売されました。

大型の土台で大電力と、かなりの力技で飛ばしてました。

ウチの製品はコンパクトかつ省電力。

果たして生き残れるか?は皆さまの応援に掛かっていますので

どうぞよろしくお願いいたします…

 

今回は『ワイヤレスはパワーと距離はトレードオフ

と覚えていただければ。

また、ワイヤレス性能を左右する要素はたくさんあります。

ある部品が連鎖的にブレイクスルーを起こすことがあるので期待したいですね。

 

 

 

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