前回はメリットデメリットについて書きました。
今回は当製品で扱っている電波(周波数)が
どのような用途のもので、何に使われているのお話。
最初から結論を言うと
記録情報を扱う周波数を使用しています。
駅の改札から出ていたり自動販売機から出ていたり
何ならスマホからたまに出ていたりetc…
現在の生活に直結してると言って過言ではない電波です。
用途的に電波が飛び過ぎてはいけないので
(前の人の支払い電波を後ろの人が拾ってしまうと困りますし)
必要な時に不便なく飛び過ぎず短距離で済む周波数です。
その代わり送れる電力は少なめ。
Suicaはわずかな電力で起動するICチップで入退情報を記録、
ウチの製品はわずかな電力で光るLEDのおかげで点灯しています。
昔ながらの白熱電球を光らせるにはこの周波数ではパワーが足りません。
もっと遠くへ電波を飛ばすなら高い周波数もありますが
今度は周波数が高いと電力が送れなくなります。
分かりやすい例として、スマホを充電するほどのパワーの
すでに一般化しているQi(チー)という方式。
周波数が低い分パワーは遅れますが、
その代わり距離がほとんど飛びません。
送る側→受ける側でアンテナがずれると電力伝送効率が下がるので、
iphoneは位置を磁石で合致させるMagSafeを採用してますね。
家にある充電器でも光りますか?とよく聞かれますが
光らない理由は『用途が違う周波数だから』なのです。
以前Qi方式でワイヤレスLEDが発売されました。
大型の土台で大電力と、かなりの力技で飛ばしてました。
ウチの製品はコンパクトかつ省電力。
果たして生き残れるか?は皆さまの応援に掛かっていますので
どうぞよろしくお願いいたします…
今回は『ワイヤレスはパワーと距離はトレードオフ』
と覚えていただければ。
また、ワイヤレス性能を左右する要素はたくさんあります。
ある部品が連鎖的にブレイクスルーを起こすことがあるので期待したいですね。
【 ワイヤレス給電ショップ マスデンストア 】
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